米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどは２２日、米フォード・モーターが北米を中心に従業員３０００人を削減すると報じた。電気自動車（ＥＶ）への投資を加速させるためとしている。

フォードのＥＶに試乗するバイデン大統領（２０２１年５月１８日）＝ロイター

削減の対象は主に米国やカナダ、インドで、エンジン車の生産部門が中心という。フォードのジム・ファーリー最高経営責任者（ＣＥＯ）は２０２６年までに年間３０億ドル（約４１００億円）のコストを削減し、ＥＶへの投資を拡大する方針を掲げている。

　米ブルームバーグ通信は７月、フォードが最大８０００人の雇用削減を計画していると報じた。フォードの従業員は全世界で約１８万人に上る。今後、さらなる削減が実施される可能性もある。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220823-OYT1T50218/